ダルビッシュのワンシーム

球種別[その他, スリークォーター, ダルビッシュ有, 魔球]
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ダルビッシュ有投手が2010年頃から投げ出したと言われるワンシームについて考察します。

ワンシームとは?

一般的なストレートは「フォーシーム」と呼ばれます。これはピッチャーの手からボールが放たれてバックスピンをする際、ボールが一回転する間に縫い目が4回現れることからこう呼ばれています。

同様に「ツーシーム」と呼ばれる変化球は、ボールが一回転する間に縫い目が2回現れるためにこう呼ばれています。

ではワンシームとはどのような回転をするボールなのでしょうか?

実はワンシームは、上記二つのような定義から命名されたものではありません。実際にボールを手にとってみれば分かるかと思いますが、ボールが一回転する間に縫い目がたった一度だけ横切るような方向というのは存在しません。

ワンシームとは、回転するボールを真正面から見たとき、縫い目が縦方向にきれいに一本だけ見えるような方向で投げられたボールのことを言います。実際には、縫い目は4回現れるので上記の定義に従えば、フォーシームということになります。

一般的なストレート(フォーシーム)やカーブ、スライダー、シュートなどは、ある決まった縫い目だけが際立って見えるということはありません。きれいなバックスピンのツーシームであっても、波打つように二本の縫い目が動いていますので、線で見えるようなことはありません。ですので、バッターからするとある一本の縫い目が縦方向だけはっきりと見えながら近づいてくるので、それだけでビックリしてしまいます。

では一本線だけが見えるような回転を与えると、そのボールはどのような変化をするのでしょうか?

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ワンシームの変化とは?

仮に完璧なワンシーム(キャッチャーから見て縫い目が縦に真っ直ぐ一本線で見える)が投げられたらどうなるでしょうか?

変化球はボールの回転が生み出す空気抵抗の差によって生じるマグナス効果で変化しています。このことを頭に入れて、完璧なワンシームの回転をよく見てみると、左右で全く同じ縫い目が現れることに気付きます。したがって、仮に完璧なワンシームが投げられれば、それはただのストレートということになります。

しかし、ダルビッシュ有投手のワンシームは、基本的にはシンカーのように沈むことが多いようです。

それはなぜでしょうか?

恐らく、回転軸がわずかに傾いているからだと考えられます。回転軸が水平からわずかに傾けば、左右の空気抵抗に差が生じ、その結果傾いた方向に曲がっていくことが予想されます。

実際に、ダルビッシュ有投手も変化させたい方向によって、指先の力加減を変えているのだそうです。その結果、右バッターの内角に食い込むシュートのような変化をしたり、あるいは真ん中高めに浮き上がるような変化をさせたりすることができるのだそうです。

ワンシームはリリースの力加減でどのような変化にもすることができる変化球だといえます。(ただしリリースのタイミングがずれると力のないストレートになってしまうとのこと。)

ワンシームの握り方・投げ方

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