マリアノ・リベラ投手カットボールの握り方・投げ方

球種別[カットボール, スリークォーター, マリアノ・リベラ, 魔球]
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カットボールだけで652セーブをあげた元ヤンキースのマリアノ・リベラ投手のカットボールの握り方・投げ方です。

握り方

フォーシームの握り方で、これはリベラ投手のストレートの握り方と同じです。人差し指と中指を縫い目にかけ、その他のゆびは縫い目にはかけません。人差し指と中指の隙間はほとんど空けません。

握り方画像

マリアノリベラカットボールの握り方を正面から見た写真

マリアノリベラカットボールの握り方を右側から見た写真

マリアノリベラカットボールの握り方を左側から見た写真

マリアノリベラカットボールの握り方を上から見た写真

投げ方

リリースの瞬間に人差し指と中指の角度で微妙に内側にひねりが加わるようにして投げます。回転を加えるのは中指ではなく人差し指。これは伊藤智仁投手ジョニー黒木投手がスライダーを投げる時と同様に最後に人差し指で押し込むようにして投げていたのだと思われます。また、テレビ番組の取材では鞭をしならせる様に手首でスナップをきかせて回転を加えるようなイメージで投げるとも言っていました。

球速

最高153㌔(95マイル)

変化の軌道とバッターの対応

リベラ投手のカットボールは「95mphで8インチ(約20.3cm)落ちる」「バットをへし折る電動ノコギリ」「late and quick」とも評されるほどバッターの手元で鋭く動きました。落ちるような変化をしたり、横にすべるような変化をしたり、また浮き上がりながら変化しているようにも見えたり、いろいろな変化をします。これはリベラ投手が意図的にリリースの瞬間の力加減を変えているからです。

一般的なカットボールはストレートと見分けがつかない軌道から、ミートの瞬間にわずかに動いてバットの芯を外されますが、リベラの場合は全投球の8割がカットボールと言われる中でも、空振りやボテボテの内野ゴロに打ち取られるのでした。一流のメジャーリーガーでさえてこずったのは、リベラ投手が常に変化を変えていたことと、抜群のコントロールによります。

下の動画は、アメリカのテレビ番組で特集されたリベラ投手の「カッター」です。これによるとバッターのわずか10フィートのところで動き始め最終的にはファーストボールより8インチ(20cm)動くと言っています。また、リベラ投手の腕の高さ(ひじの角度)の誤差が±2°以内であることもバッターにとってはストレートとの区別ができないといわれています。


狙いどころ

全投球の8割がカットボールだったリベラ投手は、バックドア・フロントドアの使い手でもありました。右バッターには外角に逃げる球と内角からストライクゾーンに入り込んでくるフロントドア、同様に左バッターには内角に切り込んでくるコースと外角からストライクゾーンに入ってくるバックドアを使い分けました。投球のほとんどを外角と内角に投げわけ、真ん中にはほとんど投げないことでも有名でした。

カッター誕生秘話

ある日投球練習をしていたときに、偶然曲がっていくボールになってしまって、その癖が抜けなくなってしまったのが誕生のきっかけだそうです。その後キャッチャーと相談して試合で投げてみようとなり、それが伝説の魔球カットボールとなりました。全投球の8割がカットボールといわれていますが、2000年代にはチェンジアップやストレートも投げていました。人差し指で強烈な回転を加えるため、人差し指の先はタコができていたそうです。

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参考動画

バッターの手元で急に浮き上がっているようにも見えるマリアノ・リベラ投手のカッターです。


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