杉内俊哉投手のカーブの握り方と投げ方を研究します。
2014年現在、杉内投手はカーブを投げることはほとんどありません。
握り方
人差し指と中指を縫い目にかけます。ボールは比較的深く握ります。親指はややまげて握りますが、縫い目にはかけません。薬指の第二間接付近に自然と縫い目がやってきます。
投げ方
やわらかいゴムボールで投げるカーブのイメージで、リリースの瞬間に回転を加えます。
球速
115㌔~125㌔
カーブを投げるピッチャーの中では比較的速いほうです。
変化の軌道とバッターの反応
バッターのタイミングを狂わせるというよりは、変化の大きさで空振りを取りにいくカーブです。真ん中高目から右バッターの内角低めに沈み込んでいくように曲がりながら落ちていきます。うまく沈めば空振りを取ることができ、バットにあったってもファウルになることが多いようです。
狙いどころ
右バッターの内角低めに落ちる位置を狙います。
余談
高校時代から決め球として使用してきた杉内投手のカーブ。マウンドとホームベースの間にネットを立ててホームベースの位置にはタイヤを置いて、そのタイヤの穴にボールを落とす練習をしていたそうです。いったんふわっと浮き上がって、急激に落ちてくる軌道の練習です。
その決め球も現在は封印中とのこと。理由は以前とリリースポイントが変わってしまい、カーブを投げると肩が痛くなってきてしまうのだそうです。
2012年頃までは盛んに投げていたようですが、ジャイアンツに移籍した2013年からは全く投げていないようです。
握り方画像
参考動画
杉内投手の古い動画の中にカーブを投げているシーンがありました。理想どおりの右打者の内角低めに落ちて空振りを取るシーンです。39秒付近からの一球です。
杉内俊哉投手のその他の変化球について調べる
他のピッチャーのカーブについて調べる