フォークボール・スプリット系変化球の握り方・投げ方

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大谷翔平フォーク握り方

「消える」とまで称されたフォークボール。1990年代に最も流行し、現在でも空振りを奪う決め球として位置づけられています。

フォークボールよりやや浅く握り、スピードが速く落差が小さいのがスプリット(スプリッター)。以前はSFF(スプリットフィンガードファーストボール)と呼ばれていましたが、近年、田中将大投手が決め球として用いるようになってからますます注目されるようになってきました。

フォークボールの歴史

1919年頃、アメリカのバレット・ジョー・ブッシュ(Bullet Joe Bush)が開発したと「信じられて」います(アメリカ版ウィキペディア)。それ以外の情報がないのですが、その後1950年代ごろからロイ・フェイス(Roy Face)がフォークボールを投げ大活躍し、一躍フォークボールという変化球が知れ渡りました。

日本ではフォークの神様として知られる杉下茂が最初に投げ始めました。1950年代のことです。

当時の中日の監督だった天知俊一監督がアメリカから取り寄せた野球書を読んでいるとき、フォークボールのことが目に留まり、杉下茂の指の長いのに目をつけ、「スギ、大リーグではこういうボールがあるんだが、投げてみないか」と言ったのが始まりでした。

杉下はそのとき、「指を挟んで投げるのだから、つらいと思ったが、これまでのどんなボールにもない変化がするというのが魅力だった」と語っています。

そして、フォークボールをマスターした杉下茂の活躍で1964年には、中日を優勝に導きました。

その後は、村山実が使ったことで普及し始め、1980年代ごろから徐々にフォークボールの使い手が増えていき、1990年代に入ると多くの投手が投げ始め、まさにフォークボール全盛期の時代を迎えます。

この頃、牛島和彦、村田兆治、野田浩司、佐々木主浩、野茂英雄などフォークボールの使い手として歴史に名を残す投手が数多く存在しています。

2000年代以降はスライダー全盛の時代が訪れ、少し影を潜めたかのようにも見えましたが、斉藤和巳、上原浩治、黒田博樹、田中将大など現代のエース達の中にもフォークボールの使い手が多数存在します。

フォークボールの特徴

フォークボールはストレートの軌道から、ホームベース近辺で突然落ちます。バッターからするとボールが消えたように見えることもあるとか。

また、上原浩治投手は落差の異なる二種類のフォークに加え、スライダー気味に落ちるフォークとシンカー気味に落ちるフォークの計4種類を投げ分けることができたといいます。

このように握り方で、落ちる+横の変化を加えている投手は多数存在します。

また、フォークの神様杉下茂のフォークは、多くの人の証言をもとに考察すると、完全な無回転に近いフォークボールであった可能性が高く、現代のナックルボールに近いものであったと考えられています。

このようなフォークは中日の岩田慎司投手のマジカルフォーク。恐らく杉下茂のフォークはこのような変化をしていたのではないでしょうか。

こちらの動画はフォークボールの使い手として有名なピッチャーのフォークボール動画です。

バッターがフルスウィングできず、中途半端な空振りをしているのがフォークボールの特徴です。

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フォークボールの習得

変化球の研究で有名な姫野竜太郎先生は、「フォークボールは落ちていない」と言います。

え?と思われるかもしれませんが、実はフォークボールが落ちているのではなく、ストレートが伸びているから、フォークボールが落ちているように見えるのです。

こちらのコラムで書いたように、ボールにバックスピンをかけるとマグナス力によって、ボールは重力と反対の力を受け伸びのあるストレートになります。

しかし、回転が少ないと、このマグナス力を受けることができません。

したがって、ボールは重力にしたがってただ落ちていくことになります。

実は、この「重力にしたがってただ落ちる」変化がフォークボールの変化の正体なのです。私達はバッターボックスから見たストレートの軌道が頭に残っているせいで、ただ重力によって落ちているボールが、「突然落ちた」という変化球に見えるようになっているのです。

以上のことから、フォークボールを投げたければ、とにかく回転数を減らすことが重要です。

しかし、野茂英雄投手のように、若干回転をトップスピンをかけることによって変化を促すフォークボールも存在します(野も投手の場合はバッターにストレートと思わせるためにあえて回転を加えていたといいます)。

まとめると、フォークボールは「回転数を減らすこと」あるいは「若干のトップスピンをかけること」。

これがフォークボールをマスターするポイントになります。

軟式ボールでも回転数を落とせば十分投げることができます。プロ野球投手のイメージやコツを身につけてぜひマスターしてください。

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