摂津正投手のシンカーの握り方・投げ方を研究します。
握り方
中指を縫い目に沿って掛け、人差し指を添えます。また薬指の第一関節付近を縫い目にかけます。親指は縫い目にかけませんが、親指の位置で変化やスピードを微調整します。このあたりの感覚は摂津投手の経験によるものが大きいのですが、基本的には親指を人差し指側に近づければやや「抜け」たシンカー、親指を縫い目側に近づければスピードの速いシンカーになります。
握り方画像
投げ方
腕の振り方はストレートと同じです。ボールは中指と薬指の間からリリースしていきます。球速を速くしたいときは指に引っ掛けるようにし(回転を加えるように)、遅くしたいときは抜くように(回転を加えないように)してリリースします。この抜くシンカーはチェンジアップと同じような感覚で投げます。回転を加えるシンカーは主に中指でリリースの瞬間に回転を加えます。
球速
130㌔~137㌔
サイドスローピッチャーが投げるシンカーより10㌔程度速いです。
変化の軌道とバッターの反応
ストレートの軌道から右バッターの膝元に急激に落ちてきます。右バッターは内角低めのストレートだと思って振りに来ますが空振りやファールになることが多いようです。左バッターの場合、外角に逃げていくのでコースに決まれば空振りを取れます。
狙いどころ
右バッターであれば内角低めに沈めます。左バッターであれば外角低目を狙います。ボール球からストライクに入るようなコース(右バッターであれば外角から真ん中に入ってくるバックドア系のコース)は狙いません。
余談
摂津投手は社会人時代、スライダーとカーブしか持っていなかったのですが、スクリューを投げる先輩がいてその先輩から握り方を教わって今の握り方にたどり着いたのだそう。右バッターに対しては、球速の速い回転が多いシンカーを多投し、左バッターには抜く方のシンカーをよく投げているのだそうです。
2012年シーズンは左バッターに対し、被打率.178だった攝津投手。その決め手は、決め球シンカーの中でも「抜く」シンカーが決め手だったようです。
参考動画
ブルペンでの摂津投手です。1:16あたりから3球続けてシンカーを投げます。3球目はあえてワンバウンドにしているようです。
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