プロ野球投手の変化球の握り方・投げ方を研究する変化球大百科
昔はカーブと直球だけを持ち球にするピッチャーがほとんどでしたが、今では数種類の変化球を習得することが当たり前の時代となってしまいました。
年々向上するバッターの技術に対応していくため、ピッチャーたちがいろんな対策を講じた結果、現在のような変化球の多彩さへと繋がっていきました。
そして、野球の変化球は今や科学の対象となるまでに至ったのです。
変化球の握り方・投げ方
球種別 | 投球フォーム別 |
カーブ系 | オーバースロー |
スライダー系 | スリークォーター |
カットボール系 | サイドスロー |
ツーシーム・シュート系 | アンダースロー |
シンカー系 | |
フォークボール・スプリット系 | |
チェンジアップ系 | |
ナックル系 | |
その他の変化球 |
変化球を投げるには
変化球はボールの回転を制御することによって生まれます。横向きの回転を加えたり、縦方向の回転を加えたり、あるいはナックルボールのように回転をかけないことを意識する変化球もあります。
これらの変化球を投げるための共通するポイントは二つです。
一つはボールの握り方。
どの指をどの縫い目にどの向きでかけるのか。自分がかけたい回転に対してどのようにボールを握ればその回転が最もかけやすくなるのか、これを追求することにあります。
もう一つは投げ方、リリースの仕方。
リリースの瞬間、手首をどのように使って(ひねるのか固定するのか)、どの指に意識をして(中指なのか人差し指なのか薬指なのか)、最後にどの方向にどういうイメージをもって回転をコントロールするのか、これを追求することにあります。
そして、最も重要なのは、たとえばカーブという変化球一つをとっても、それぞれのピッチャーで握り方も投げ方も異なっていて全く同じカーブというのは存在しないということです。
つまりあなたが投げる変化球はあなた自身で見出していくしかないのです!
(逆に言えば「カーブの握り方はこうだ!」というのはナンセンスなのです)
変化球をマスターするには
しかし、最初から自分で握り方から投げ方を考えていくのは大変なことですし、何の手がかりもないまま闇雲に握り方を考えても時間のロスになるだけです。
そこで参考になるのが、プロ野球投手の変化球の握り方や投げ方です。
プロ野球投手の変化球の握り方はとても繊細で、指のどの部分に力を入れているのか、リリースの瞬間は何を意識しているのかとても明確です。
これを真似するところからあなたの変化球が誕生します。あこがれのピッチャーの変化球を真似てみるのもいいですし、ひとつひとつ実践してみて自分に合う変化球を捜していくのもいいと思います。
実際に多くのプロ野球投手が最初は誰かに握り方と投げ方を教えてもらい、そこから自己流に改良していっているのです。
変化球大百科では
変化球大百科では、様々なメディア情報を基にプロ野球投手の変化球の握り方・投げ方・軌道・速度等を徹底的に研究し、オーバースローからアンダースロー、草野球・少年野球からプロ野球投手まで全てのピッチャーに役立つ情報を発信していきます。
今後、1970年代以前の変化球から昨今のエース級のピッチャーが投げる変化球まで、さらに多くの変化球を対象に紹介していく予定です。